入局希望の方へ
先輩からのメッセージ
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01
助教(内分泌代謝糖尿病内科)
上村 芙美
2010年度
- なぜ第1内科を選びましたか?
- 「全身を診る」医師に憧れたからです。膠原病リウマチ内科・内分泌代謝糖尿病内科は、患者さんの主訴や身体所見から疾患を探ります。特別な手技がなくとも丁寧な問診と診察から診断に到達し治療介入をしていく点に魅力を感じました。
- 仕事と育児をどのように両立させていますか?
- 3人の子がおり、裁量労働制で週32時間の時短勤務です。子のお迎えを曜日ごとに夫と分担制にしており、遅くなっても大丈夫な曜日、15時に退勤できる曜日、などメリハリをつけています。子の体調不良時には大学併設の病児保育を利用したり母を頼ることもありますが、年10日は子の看護休暇が取得でき、有給休暇もあるため自分が欠勤する時もあります。その際には当科の豊富なマンパワーに助けられています。仕事も育児も一緒に支えてくれる仲間がいるからこそ成り立っているのだと思います。
- 入局を考えている医学生・若手医師へのメッセージをお願いします!
- 当科は屋根瓦方式の指導体制で、臨床はもちろん、学会発表の抄録やスライドの作成、臨床研究・基礎研究・論文執筆の指導も手厚いです。子育てをしながら働き続ける医師も男女問わず多く在籍していますし育児の経験は必ず仕事にも活かせます。専門医や医学博士の取得を目指す先生方はぜひ一度見学にお越しください。
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02
助教(膠原病リウマチ内科)
藤田 悠哉
2015年度
- なぜ第1内科を選びましたか?
-
膠原病疾患は、患者さんの嗜好や生活背景に関係なく、若年から発症することがあり、その特殊性ゆえに診断が困難で、苦しんでいる方が多くいます。診断に至るまでのプロセスも複雑ですが、診断後も難治性であるため、患者さんの家庭生活や仕事、妊娠・出産、趣味など、人生の重要なイベントに大きな影響を与えます。
私は、こうした「難しい患者さんを早期に発見し、正確な診断と適切な治療を提供し、患者さんの人生に寄り添う医療を実現する」ことが、自分の目指す臨床医像に最も合っていると感じました。そして、そのために必要な多くの経験と熱心な指導を受けられる環境が、この第1内科にありました。最後の決め手は、部活の先輩からのあつい勧誘でした! - どのような大学院生活を送っていますか?
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私が大学院に進学したきっかけは、臨床の現場で抱いた疑問「なぜ患者ごとに障害を受けやすい臓器が異なるのか?」という問いでした。その原因を臓器局所の免疫異常にあると考え、リンパ球の研究を始めました。このように、自分の臨床上の疑問(Clinical Question)を研究につなげる「ベッドサイドからベンチへ」のアプローチが、第1内科の大学院の特徴です。
当大学では、社会人大学院生という制度があり、週3~4日産業医もしくは臨床業務を行い、残りの日には研究室で実験に取り組むことができます。これにより、研究を行いつつ、産業医科大学卒業生としての義務を果たすことが可能です。研究生活を通じて数多くの論文を読み、時間をかけて医学と向き合うことで、臨床と全く違う経験を積むことができます。さらに、研究成果を日本リウマチ学会総会や臨床免疫学会など、主要な学会で発表する機会もあります。 - 入局を考えている医学生・若手医師へのメッセージをお願いします!
- 第1内科では、臨床・研究ともに最前線で活躍する指導医のもとで、臨床力の向上と広範な知識、そして圧倒的な臨床経験を積むことができます。その上で、第1内科のモットーである「心を込めた診療」を共に実現するために、切磋琢磨できる環境が整っています。皆さんと一緒に成長し、最高の医療を提供できることを楽しみにしています。お待ちしています!
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03
修練医(内科専攻医)
高橋 雅
2022年度
- なぜ第1内科を選びましたか?
- もともと診断がつかなくて困っている方を助けたいという思いがあり、医師を目指しました。膠原病領域はそんな患者様が多く、また、疾患をコントロールできれば以前と同じ様に生活できることも多いため、そんな方々の生活を支えられたらと思いこの分野を選択しました。最新の治療が日々進歩しており、患者様一人一人に対してオーダーメイドな治療が求められ、臨床と研究の双方で大きなやりがいを感じられることも魅力を感じています。
- どのような内科研修を送っていますか?
- 関節リウマチや全身性エリテマトーデスといった代表的な疾患だけでなく、稀な症例や難治性の症例など幅広く経験しており、また、全身状態を把握し、多角的にアプローチする訓練をしています。各診療科との連携や、症例カンファレンスを通じて多様な視点からのフィードバックを得られ、何より圧倒的に多くの患者様を診させていただいていることが、自己成長につながっていると感じています。
- 入局を考えている医学生・若手医師へのメッセージをお願いします!
- 各疾患の病態生理を学び、日々進化する治療法を取り入れていく中で、同期達と切磋琢磨しながら医学知識を深められる環境が整っています。膠原病・内分泌に興味がある方、一緒に診療できることを楽しみにしています。