当科で専攻することのメリット
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本学卒業生においては、卒後最短10年間で内科専門医、サブスペ専門医、医学博士号の取得、産業医義務年限満了、就学資金返済期間の満了が可能です(本院で研修した場合)。
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他学出身者では、自由度がさらに高くなります。
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『全身を診る』をモットーにしており、総合診療的なアプローチが身につきます。
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臨床、研究ともに手厚い教育体制です。病棟では、主治医、チュウベン、オーベン体制です。
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取得の難しい膠原病、感染症、内分泌、糖尿病などの専門医を容易に取得できます。
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全身性内科疾患を通じて、ほぼ全ての内科領域の多様な症例が経験できます。
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これらの理由により、内科専門医試験が楽になります。
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世界最先端の分子標的治療を体験できます。
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世界のガイドラインや診療指針の土台となる臨床を経験できます。
最短10年間で専門医と博士号取得、
就学資金返済期間終了が可能!
本学卒業生には、本院で初期研修した場合、卒後最短10年間で内科専門医、サブスペ専門医、医学博士号の取得、産業医義務年限満了、就学資金返済期間の満了となるプログラムを勧めております。他院で初期研修をしても、大学院長期履修制度を適用すれば、11年間で全てが可能となります。なお、医学部修学資金については、貸与を受けた期間(通常6年間)の1.5倍の義務年限(通常9年間)を産業医等の返還免除対象職務に従事することで返還免除となります(2年間は産業医経験が義務)。
当科では、2年間の初期研修終了後、専門産業医コースⅡを選択し(他学出身者には不要)、4年間の内科専門研修を行っていただきます。その間に専門医基本領域となる内科専門医を取得し、その後サブスペシャル領域となるリウマチ専門医や、感染症専門医、内分泌専門医、糖尿病専門医などが取得できます。また、この期間には地域の関連病院、福岡県内外の連携病院などもローテーションします。
本院で初期研修した場合、残り義務年限4年となります。産業医(最低2年間)や修練指導医等返還免除対象職種に就いて社会人大学院として大学院に入学します。社会人大学院生の期間中に義務年限がカウントされますので、卒業10年間経過の時点で、内科専門医、サブスペ専門医、医学博士号がすべて取得でき、産業医義務年限満了、就学資金返済期間の満了となります。
他院で初期研修をした場合、残り義務年限5年となります。同様に産業医や修練指導医等返還免除対象職種に就いて社会人大学院として大学院に入学します。大学院長期履修制度を適用すれば、4年間の授業料にて5年間までは大学院在学可能です。その結果、卒業11年後に、内科専門医、サブスペ専門医、医学博士号がすべて取得でき、産業医義務年限満了、就学資金返済期間の満了となります。
膠原病リウマチ内科の内科専門医研修プログラムについて
当科では、常に30-40名のリウマチ・膠原病の患者さんが入院しております。2020年度の膠原病リウマチ疾患入院患者は関節リウマチ413名、全身性エリテマトーデス133名、強皮症113名、多発性筋炎・皮膚筋炎62名、血管炎症候群101名、ベーチェット病30名、混合性結合組織病35名、シェーグレン症候群45名、強直性脊椎炎11名、乾癬性関節炎15名、成人スチル病16名、ほか、キャスルマン病、抗リン脂質抗体症候群、再発性多発軟骨炎、後天性免疫不全症候群など計1,324名です。また、ステロイド治療などの副作用としての耐糖能異常や膠原病に合併する各種内分泌異常に関しても当科の糖尿病専門医、内分泌専門医から直接指導をうけることが可能です。豊富で多彩な全身疾患を経験できることで、内科専門医に必要な膠原病疾患症例のみならず、他の分野の疾患も経験可能です。また、整形外科と協力することで関節リウマチなどの手術症例も経験することで、リウマチ専門医、その後には指導医の資格取得が可能になるようなプログラムを組んでおります。これからこのような資格の取得は極めて重要です。
当科では、北九州市医療圏のみならず、下関市医療圏や京築医療圏等の患者さんも多く診療します。この地域の基幹病院に、膠原病・リウマチ外来を開設させて頂き(出張外来)、当科出身の専門医が常勤(病院長、部長、診療科長職など)として務めると共に、当科の免疫分野の医師が非常勤医師として診療にあたっています。外勤先で診察した患者さんのうち、大学での医療が必要な場合、大学に紹介し適切な治療を行い、安定した状態になれば、再び患者さんのご自宅に近い出張外来で一貫した診療を継続します。このシステムを介して、後期研修中に通常の倍に近いリウマチ・膠原病疾患の初期治療から維持治療期までの診療を経験できます。このネットワークを活かして、これまで延べ4000例を超える関節リウマチ患者の皆様にバイオ抗リウマチ薬やJAK阻害薬を安全に使用するための患者登録、クリニカルパス入院、適応決定、治療介入、治療の経過モニタリングを行なってきており(FIRSTレジストリ)、世界最大規模のバイオ抗リウマチ薬レジストリと言われています。
さらに、国際共同研究も進行しており、Expert Scapeではリウマチ領域で田中良哉教授が世界第1位のエキスパートに、当科も世界第37位の専門施設に選出されました。さらに、アジア太平洋リウマチ学会のCenter of Excellence(COE)の1つに東京大、慶応大と共に選出されました。世界屈指の分子標的治療、世界最先端の知見、臨床試験を体験できると同時に、世界のガイドラインや診療指針、世界標準の土台、大元になる臨床を実際に経験できます。
文責:中山田 真吾
内分泌代謝糖尿病内科の内科専門医研修プログラムについて
当科では、下垂体・甲状腺・副腎などのホルモンの異常で起こる内分泌疾患と、糖尿病を中心とした代謝疾患の診療を担当しています。当科は、内科全般にわたる他分野を擁しており、他疾患を合併した場合においても各分野の専門医と協力して総合的に対応できるという特色を持っています。現在までに、当科では先駆的治療を精力的に遂行しており、国内の多くの学会で高い評価を得ています。また、当科は日本内分泌学会認定教育施設、および日本糖尿病学会認定施設であり、内分泌および糖尿病指導医の下で患者様のニーズにあった最先端の医療が提供できるように心がけています。
当科での内科専門医研修プログラムは日本内分泌学会、日本糖尿病学会の両Subspecialty研修カリキュラムに則り、3年もしくは4年かけて研修を行い、内分泌代謝糖尿病科を専門とする医師として十分な臨床研修が可能となることを目標とした充実したカリキュラムを設定しています。最終的には、内科専門医を取得することと併行して、日本内分泌学会の内分泌代謝科専門医および日本糖尿病学会の専門医資格の取得を目標として、研修プログラムを作成しています。
文責:岡田 洋右